マンション管理士の講座選び

過去問はあくまで、基本テキストを理解する材料として使います。

資格の試験対策で最も重要な教材は、過去問演習である、と一般論として語られています。
一般に、資格試験の出題の70%は、過去問をリメイクして作られているからです。

この一般論は、マンション管理士の試験の場合もある程度まで当てはまります。過去問演習は決してないがしろにできることではありません。
しかし「ある程度まで当てはまる…」ということは意識しておいてください。

なぜ資格試験の出題は、70%近くが過去問のアレンジになるかというと、それはもちろん出題者が手抜きをしているということではありません。

さまざまな資格の受験者が、合格後、その資格の知識を職業に活かすことを考慮しますと、試験で問わなければ重要箇所は自ずときまってきます。
マンション管理士試験の試験で、区分所有法と民法の出題が大きくウエイトを占めるのも、マンション管理士として実務を行う時には、これらの法律の知識がもっとも必要になってくるからです。

ですからその分野に設問が集中します。ですから試験に傾向が生まれます。ですから過去問はリメイクされますし、受験者には過去問対策が大事といわれるわけです。

こう言ってはなんですが、それほど難易度の高くない資格ですと、
過去問→基本書の順番で勉強する、ちょっと強引なやり方でも合格できる資格もあります。
このやり方では、過去問に出ている事項を把握した上で、それが基本書のどこに書かれているかをチェックしながら進んでいきます。そして、テキストのその部分のみを覚えます。

お利口さんの学習法ですね。それほど難易度の高くない資格なら、過去問5年分くらいについて、どんな設問がされていたか把握するのは、それほど大変なことではないでしょう。ですからそのような強引な勉強法も可能なわけで、「資格対策は過去問中心で!」などと安易に語られたりします。

マンション管理士の試験対策では、この図式は当てはまりません。
もう一度前々ページの出題内容のことを思い出してみてください。
(もしくは、近年の過去問を2~3問でも調べてみてください)。

マンション管理士の場合、過去問演習で、設問の肢の細かい部分を記憶にとどめるのは不可能なのです。

マンション管理士の試験対策では、過去問は次の要領で使うようにします。
設問で除外すべき肢の3つ(2番が正解の場合、1、3、4)の論旨、どう書き換えたら正解になるかを突き詰めて考えるのです。

はじめのうちは不思議に思われるかもしれませんが、この書き換えを行うと、その多くがテキストで述べられていることがわかってきます(もちろん例外もあります。超難問だとわかったら理解することをあっさり捨てましょう)。

不正解を正すと、正解に、つまりテキストの内容にたどりつきます。

「過去問は基本テキストを理解するためのサブツールとして使う」ということを守ってください。
あくまで「テキスト100%の咀嚼」にこだわって勉強するようにしてほしいのです。

その理由は何度も繰り返してきましたが、マンション管理士の試験は、さまざまな法令が複合化して「論旨」を問う傾向にある試験だからです。

これから試験勉強を始める方にオススメの教材はコチラ
他の教材と比べる圧倒的に高い合格率が人気です→
http://www.foresight.jp/mankan/